FREE EXPOとは?
FREE EXPOは観客の投票という行為によって、世の中にアートを生み出していくことができるシステムを提案していくイベントです。現在のアートのほとんどは、作家、メディア関係者、キュレイター、企業などの一部の人々が中心になって生み出していっているものです。もちろんこれらの中にも、表現として質的に優れたものは多くあります。しかしながら、その世の中に送り出していくという過程が大多数の観客にとっては、目にはみえないものでありアートに対する関わり方が非常に限定されてしまっている状況です。
その結果、アートを支えるはずの観客層が縮小してしまい、いつも同じ顔ぶればかりが集まっているといった状況を生み出してしまっています。このような状況に対して、アートが生み出される過程をオープンにしていき、また自分で選択した表現や企画が実現されていくという今までにない、アートとの関わり方を提案していくことで、人や、情報、お金などの流れを活性化し、新たなアートのムーブメントを生み出していくことがFREE EXPOの目的です。


  京龍館/ピーター=ゴライトリー
京龍館は、芸術を支援することで国際交流と理解を深める場を提供することを目的として1997年の春に設立しました。インターナショナル・アート・スペースとして、ダンス&ミュージック&カルチャーのユニークなクラスをオープンしている他、ウィークエンドには[サウンドカフェ][dance de gozance!][マイワード]といった、ジャンルレスの
オープンステージイベントを毎月行っています。
  京都三条ラジオカフェ「アート・イン・京都」  番組企画 前田孝一
日本初のNPO法人として今年2003年3月開局予定のFMラジオ局。環境・福祉・文化・芸術・経済という番組や独自のCM規定を持つ放送局。主なターゲットは活動的な市民。何より、市民が参加できる放送局としての機能を果たすためNPO法人が、編成局を管理する。
  NPO法人(申請中)北堀江芸術計画室  松原宏尊
芸術家や、芸術団体の支援などを中心に、市民、企業、作家を結び、つなぐための活動を行うためのNPOを運営。最近、盛んに使われる「アートマネッジメント」とは何なのかを自分なりに踏まえその必要性を説いていきたい。
  12歳の詩人が残したメッセージ  zack
ひとり ただくずれさるのを まつだけ」これは12歳で亡くなった岡真史くんの詩です。アート・音楽などの媒体で、彼の世界を表現します。孤独を経験する人たちの表現することで、少しでも他の人に理解してもらい、またそれを経験する人には癒しとなるように、また果たしてこういうことを僕達がどこまで表現出来るかを問うていきたいと思っています。
  and move  安田行寛、竹田幸正
若いクリエーターの芸術活動をクリエーター自身によって今よりもやりがいのある活動にする為にバックアップ!!そのためハンドムーブでは、京都で活躍する若いクリエーターを中心とする大きなネットワークを作っています。そのネットワークを活用してクリエーターのみなさんに、いろいろなサービスを提供していきます。
北山美那子の日々  「今まで、近頃、これからも」
常識に忍ぶズレや歪みをデフォルメし表現することで、日常をより楽しく豊かにする回路を日々模索する若きアーティスト。こどもアートセンター「Ya-hoi!Mina Show Art for Kids」(1995年〜)や中学校や幼稚園にて「ヤッホイ!A会話講座」(1999年〜)を主宰。2001年から2002年3月まで、古い旅館の浴室で見せ物小屋「eight8」を運営し、毎晩ゲストを招いてイベントを展開。 今回のFREE EXPOでは、名古屋におけるアーティストランのスペース「桜の間画廊」の改造計画を発表する。